多数の余罪がある刑事弁護

1件のみの窃盗事件として当初は刑事弁護(国選弁護)を担当していました。その事件のみの示談を得られれば刑事弁護の大半は終了と考えていましたが、実際には、その後警察から30件近い余罪があると知らされて、捜査担当検事に確認したところ、立件できるものはすべて起訴する方針であると聞かされたのです。被告人の余罪が立件されれば実刑判決も十分予想できた事案です。
余罪がある場合にどこまで刑事弁護活動をすべきか、どこまで余罪の示談をすべきかは悩むところですが、被疑者にはそれなりに同情を禁じ得ない家庭環境などもあったことから、余罪全件について示談しようと心に決めてその後の刑事弁護活動に取り組んでいきました。そこで、1件ずつ被害を受けた会社や個人に手紙を書いた上で訪問して、事件や事情を説明して頭金と残金分割払いでの示談をお願いして回りました。もっとも、1回訪問したからといってその場で示談に応じてくれるところなどは滅多にありません。2度、3度と足を運び、1件を除いて示談に応じていただき、残り1件はどうしても示談には応じて頂けず、被害弁償にとどまりました。その中で被害者の被害感情には様々なものがあると十二分に実感しました。そんな示談活動の中で励まされたのは、障害を負った子供をお持ちの被害者の方が、被告人の育った境遇に深く同情してくださり、示談金を辞退された上で示談に応じていただき、かえって、被告人の弁護に役立ててほしいとのお手紙と金銭をいただいたことです。そのことはもちろん被告人に話をしてこの金銭は示談金に当てましたが、かなりの年数を経過した現在も鮮明に覚えております。約30件の示談ないし被害弁償を取り付けたことがその後の示談交渉の糧となっております。余罪すべての示談を取り付けた結果、警察の窃盗犯担当の係長刑事からは余罪捜査をせずに済んだとのことで感謝され、余罪の追起訴も当然ありませんでした。そして、起訴された本件については、被害会社が、今回で二度目の事務所荒らしを受けたとの理由からどうしても示談いただけず、また未遂でしたので被害弁償もできませんでしたが、保護観察付執行猶予付有罪判決となり、ぎりぎり実刑を免れました。示談や被害弁償がなく余罪が追起訴されていたら、実刑判決もあり得た事件でした。刑事弁護は理屈で争う事件もあれば地道に示談を獲得するなど足で稼ぐ刑事弁護もあります。労をいとわず最後まで粘り強くがんばり抜くことが刑事弁護活動には不可欠だと考えています。

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